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園長が大切にしてること

保育士が考えて導き出した絵本の「効果的な選び方」と「活用法」について ~その2 絵本が好きな子を育てるための実際の保育士による工夫~

以前コラムで「保育士が考えて導き出した絵本の「効果的な選び方」と「活用法」について ~その1 こどもが絵本を好きになる絵本の選び方~」ということで、絵本の選び方についてお伝えしました。

絵本の種類もたくさんあるし、や内容などさまざまで、

「どれを選んであげたらいいんだろう・・・」

と悩んでしまいますよね。

 

そんなときには、

こどもが絵本が大好きになることを目的に選んであげましょうとお伝えしました。

そして、こどもが絵本を「読まされている」ではなく「読みたいもの」へしてあげるために、

・こどもが読みたいもの
・内容がその子にとってすらすら読めるもの

の中から選んではどうでしょうかと、提案させていただきました。

今回のコラムでは、

 

「絵本をもっと読みたい!」と思える環境をつくるために、

前回のコラムでお伝えさせていただいた内容を工夫し、園での実践例を紹介したいと思います。

 

こちらが園の絵本の本棚です。

普通の本棚ですよ(笑)

 

よく見ると、カラーテープが貼られています。

なんのためだと思いますか?

 

このテープは絵本を仕分けるために貼っています。

 

例えば、〇色のテープはレベル1、〇色のテープはレベル2

レベル3・・・4・・・5

と、絵本の難しさや文字の多さなどで仕分けしています。

 

こどもが絵本を「読まされている」ではなく「読みたいもの」へするための条件としての

・こどもが読みたいもの
・内容がその子にとってすらすら読めるもの

を参考に先生たちが工夫してくれました。

 

このテープを元にこどもたちは自分の読みたい絵本を選びます。

こどもは、自分ができることや、できそうなことを楽しいと感じやすいので、

絵本も、読めるものや読みやすいものを自分で選ぶことで、「自分で絵本を選ぶ」ことで

絵本が受け身なものから能動的なものへと変わります。

こどもはみな、今よりちょっと難しいものに触れることが大好きです。

この「ちょっと」という部分がとても大切です。

 

△色の絵本はすらすらよめるようになった・・・

〇色の絵本もチャレンジしてみようかな♪

 

と、絵本選びも楽しくなりますよね。

もし、

〇色の絵本もチャレンジしてみようかな♪

と、チャレンジしてみて

ちょっと難しいかも・・・

と思えば、また△色の絵本を選べばいいと思います。

 

なので、ポイントは

絵本の選び方にあまり大人が口を出さない

というところくらいです。

 

こどもが自分で選べること、読みやすいものが読めること

どちらもクリアしている素晴らしいアイディアだと思います。

 

ぜひ、保育や家庭でも参考にしていただけたらうれしいです。

 

市村 弘貴

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