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園長が大切にしてること

【後編】自分のこどもがともだちに乱暴をしてしまったとき、乱暴を受けてしまったときの対応について~こどもをみんなで育てることに目を向けることが問題解決の近道~

コラム内で、こどもがおともだちをたたいてしまったり、乱暴をしてしまったときや、ともだちに乱暴を受けてしまったときの対応方法についてお伝えしました。

 

その中で、

①やられてしまった子も保護する必要はあるが、相手を傷つけてしまった子こそ気をつけなければいけない場合もあるということ

②やってしまった、やられてしまったという、できごとだけに注目するのではなくこどもをみんなで育てることに目を向けなければ、本当の意味でこの問題は解決しないということ

③年齢によって対応の仕方や捉え方がかわってくるということ

 

という大切にしてほしい3つのポイントをお伝えし、

①の、「やられてしまった子も保護する必要はあるが、相手を傷つけてしまった子こそ気をつけなければいけない場合もあるということ」

についてコラムでお伝えさせていただきました。

詳細はこちらをご覧ください

今回は

②の、「やってしまった、やられてしまったという、できごとだけに注目するのではなくこどもをみんなで育てることに目を向けなければ、本当の意味でこの問題は解決しないということ」

と、

③の「年齢によって対応の仕方や捉え方がかわってくるということ」

についてお話をしたいと思います。

 

前回のコラムでもお伝えしましたが、

相手を傷つけてしまうような行為がこどもに見られた場合、保育士は親とは違った役割を担わなければいけないのです。

保育士は、善悪関係なく、どんなときも、すべての子の成長を見守る立場でなければいけないのです。

もし、大人が思う悪の行動をこどもがとってしまったとしても、その子こそ救ってあげなければいけません。

(そもそも、こどもに悪というものはないと信じています。もし、あるのであれば、大人のものさしから見た悪です。)

ぼくも2児の父親なので、親の気持ちもとてもわかり、つらいところでもありますが、

ぼくたちが大切にしなければいけないことは、「教育」なのです。

※もちろん傷つけられてしまった子をしっかり守ってあげることは前提です

 

幼稚園や保育園は何を教える場なのか

ぼくたちが大切にしている「教育」とはどういうことでしょうか。

こどもたちに生きるチカラを育むこと。

その中で大切なのが「人間関係」を学ぶことです。

 

人と喜びを分かち合い、人と協力し合い、悲しみも分かち合う・・・

人間関係を構築することがまだ未熟なこどもたちに、そうした経験をたくさんさせてあげることで、人間関係が深まっていき、少しづつ学んでいくのです。

もし、この時期に人間関係を学べなかったこどもがいたとしたら、

人の気持ちが分からず、それこそそのまま成長してしまったら・・・と考えると、想像するだけでも恐ろしいですよね・・・

 

逆に言えば、この時期のこどもは人間関係を学んでいる途中です。

 

幼いうちはうまくできなくて当然です。

 

人間関係がまだうまくできない子を援助しなければならない。

 

それがぼくたち教育者がとらなければいけない行動であり、

「教育」なのだと思います。

 

そして、こどもは大人が言葉で伝えてすぐものごとを理解するほど単純ではありません。

叱ることも大切ですが、強く叱ること、罰をあたえることでは何も問題を解決できません。

 

その子の心のもやもやを聞き出したり、相手の気持ちを伝えてあげたり、相手の立場で考える機会をつくったり、

たくさん時間をつくってあげることが大切です。

 

そして、そうしたことで、どういう気持ちになるのか、

どうしたらよかったのか、こどもたちみんなで話し合うのです。

「じゃぁ、みんなでこういうクラスにしていこうね」

「みんなのチカラも貸してあげてね」

 

と。

 

みんなで問題を解決していく、

やってしまった子、やられてしまった子には個別に対応し、

人間関係の大切さを学んでいくことがとても大切なのだと思います。

そして、日ごろからお手伝いや地域の人たちとの関りなどから、感謝ややさしさを学んでいくことが大切だと思います。

(今は、コロナかでこうした経験をさせてあげることが難しいので、園では工夫が必要だと思います。)

 

最後に、

③年齢によって対応の仕方や捉え方がかわってくるということ

についてお伝えします。

 

こうしたトラブルは同じ学年同士のこども同士で起きるケースが多いです。

 

ぼくたちは、同じ学年同士で起きるので、

4歳児と4歳児の子がトラブルを起こしてしまったと考えます。

 

実際にはそうなのですが、

ここで注意してほしいことは、

同じ学年のこどもでも、心の成長には大きな差があるということです。

 

この時期のこどもは、大人とは違い、数カ月でも成長に大きな違いがでてきます。

1日1日、ものすごい勢いでものごとを吸収していくこどもたちにとっては、

4月生まれの子、3月生まれの子の経験の差は大きいのです。

 

また、月齢に関係なく、その子の経験や環境、個性によっても大きな違いもでてくるものです。

 

100人いれば100人分の心の成長速度が違ってあたりまえなのです。

 

そして、これは悪いことではなく、事実です。

 

それぞれ心の成長が違う子たちが集まる場所が幼稚園や保育園であり、社会です。

こどもたちにそうした社会を生き抜くためのチカラでもある「立ち上がるチカラ」を育むことがとても大切です。

 

親の子を大切に想う気持ちは尽きません。

 

その大切なこどもが、これから安心して暮らせる社会をつくるためにも、

すべてのこどもたちに平等に「教育」や「愛情」が与えられる世界をつくっていくこと

 

それこそぼくたに与えられた使命なのだと信じています。

 

市村 弘貴

FM FMくらら857のレギュラー番組「ひろき先生のなんでも子育て相談室」の第一回目の後日談がYouTubeで配信されました。

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