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園長が大切にしてること
仏教保育について～命や生き方について学ぶ機会をつくろう～
先日、幼稚園では「たままつり」という行事を行いました。
「たままつり」とは、年末年始や盆に先祖の霊を祭る行事です。
ふじおか幼稚園は世の中をよくしたいという想いでおよそ６０年前に、仏教を軸に寺子屋から始まった幼稚園です。
そのため、こうした仏教行事を保育に取り入れ毎年行っています。
こうした仏教行事では、こどもたち前に立ち、命や生き方についてのお話をします。
今回は、「死後の世界について」こどもたちと一緒に考えました。
もちろん、死後の世界については宗教によって違いがあります。
なので、「仏教ではね・・・」という切り口でみんなの前でお話をします。
ここで大切なのは、仏教をこどもたちに理解してもらうということではなく、
「ぼくたちのすむ世界にはこういう世界があるんだ」
と、こどもながら世界や思想に触れる機会をつくってあげること。
小さなこどもでも分かるようにつこどもに伝え方や題材を考えますが、
それでもすこし難しい話を聞きながらも
「命って大切なんだ」
「がんばることってこういうことなんだ」
「ひとのつながりって大切なんだ」
そんな、命や生き方についての考えを持つきっかけになるようなとに幼児期に触れることが大切だと思います。
今回の題材は「死後の世界」
こどもたちにとってはとてもインパクトのある話だったと思います。
「仏教では死後の世界は6つあってね・・・」
と、淡々と話していきます。
悪いことをした人は地獄にいく
だからみんなも・・・
なんて、おどして言うことをきかせるためではありません😅
「生きていた時に、どんなことをしてきたかで、天国や地獄や餓鬼のいる世界などに行くって考えられていたんだって。」
「みんなが想ういいことってなんだと思う」
「じゃあ、逆に悪いことってどんなことかな？」
と、善悪について一緒に考える時間となりました。
「ほら、〇〇ちゃんがあのときさ・・・」
「それじゃぁ地獄に行くよ」
なんて使い方はあまりしないようにお願いします😅
市村 弘貴
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