宮本 ちはる先生(保育士5年目年中児担任)に聞いてみた!前編~取り組みからなにを学べるかを大切に こどもたちに興味を持ってもらう工夫~
保育士という仕事の素晴らしさや魅力を、いろいろな方にお伝えしたい!!
そんな思いから、ふじおか幼稚園で働いている先生たちにインタビューしました♪
楽しい話や深い話、面白エピソードなど・・・。
日々、こどもと関わっている先生だからこそのお話をインタビュー形式で紹介します!
今回はふじおか幼稚園で今年度たんぽぽ組(年中児)の担任をされています宮本 ちはる先生にインタビューしました!
宮本先生は、ふじおか幼稚園で保育士として勤めて5年目で今年度年中児学年主任として働いている先生です!
●保育士、幼稚園教諭になりたいと思った理由
宮本先生が幼稚園教諭になりたいと思った理由はなんですか?
私の母が幼稚園の先生で、小さい頃から家で母が仕事をしている姿をよく見ていました。行事の前になると衣装を作ったり、ダンスを考えたりしていて、私が小学生や中学生になると母の仕事を手伝っているところもありました。
行事前の忙しい雰囲気が私から見るととても楽しそうに見えました。母が実際にはどんな心境でやっていたかはわかりませんが(笑)色々なことをする姿がとてもキラキラして見えました。
私はたまたま母が働いている幼稚園に園児として通っていたり、卒園後の習い事なども母の居る幼稚園に行っていたので、家以外で保育士として働いている母の姿を普段の保育や行事の様子などを近くで見てきました。そこで保育以外の色々なことをやって大変な部分もあると思いますが、その様子がすごく楽しそうに見えたので私も保育士になりたいと思いました。
じゃあずっと保育士という夢は変わらずにっていう感じですか?
そうですね。こどもの頃からどの将来の夢が書いてあるものを見ても1回も変わらず『幼稚園の先生』でしたね(^-^)
すごいですね!僕なんかは色々な仕事をやってみたい!って思いがあったから小・中・高って毎回将来の夢が違った思い出がありますけどね(笑)
私は幼稚園の先生になる為に、小さい頃からずっとピアノも習っていたし、中学生の時点で行きたい大学も決めていました!母が通った大学で保育の勉強がしたいって思ったので、高校もその大学の隣にある高校を選びましたね!母が自分の中で憧れなので母みたいになりたいっていう一心ですね!
高校、大学もサッカー部のマネージャーをやっていて、その頃から自分が誰かのために何かしてあげることが大好きだったので、性格的にも保育士っていう仕事は合っていたのかもしれないですね!
自分の母親が憧れっていう存在ってすごいですよね!母親みたいに保育士になりたいってお母さんもすごくうれしいですね(^O^)
自分の1番身近な親の姿を見て、幼い時から保育士をという変わらない夢を実現させた宮本先生でした。
●今担任をしている学年の魅力、保育をしていて楽しいと思うところ
今、担任をしている年中組の魅力や楽しいと思うところはどんなところですか?
私は、まだ年長児を担任したことがないのですべてを知っているわけではないのですが、例えばはさみを使う製作なども出来るようになっていたり、ダンスなどの振り付けも少し難しい内容もできたりします。私は製作を考えるのが大好きなのでこの製作はできるかな?って考えながら保育できるところはすごく楽しいですね!
製作や出来ること以外にも、人間関係やともだち同士の関りもすごく変化のある学年なのかなって思います。
おともだちに「○○くん一緒に遊ぼう!!」や「○○ちゃん一緒に行こう!!」という関係性が出来てきます。そうやって色々なグループが出来、「そういうグループになるんだ」や「この子と仲良しなんだな」って観察しているのも楽しいですね!成長が目に見えてわかるのが楽しいです!
確かに目に見えての成長だけでなく、人間関係だったりする部分も変化が大きい学年かもしれませんね。少し背伸びしてみたりする年頃かもしれないですね!
先程の話の中で製作が大好きというお話がありましたが、そのあたりのアイディアとかで参考にしている部分とかってありますか?
参考にすることが多いのはインターネットやSNSに載っているものですね。あとは一緒に組んでいる小川先生と一緒に考えるものが多いですね!
製作をする上で、私が大切にしているのは『楽しさ』と『その製作からなにを学べるか』という部分にポイントをおいて考えています。
楽しさのポイントとしては動きがあったり、仕掛けがあったり、技法にこだわったりする部分が多くを占めていますね。
ただ製作物を作って終わりっていうのはなんだか少し寂しいような気がしていて・・・。
製作のスタートとして多いのは、この技法を使いたい!や今月ははさみを使ってみたい!などを決めて、じゃあそれを使うにはどんな製作がいいのかやこの部分は絵具を使いたいからどんな物があるかな?って考えることが多いですね。
こどもたちに楽しいって思ってもらえることを大事にしています!ステンドグラス風の製作をした時も「光に当たるとこんな色の光ができるね」などこどもたちと「こうなったらこうなる」っていう「こんなことが学べるよ」っていう話をしたり、想いを伝えたりして取り組んでいます(^O^)
製作だから作ることに目的を持っていくのではなく、その先のこういうチカラを育みたいっていう思いがあると、作った後の声かけや関わり方が変わってきますよね!常にこどもたちの好奇心や興味を持つことを意識することで「この先になにがあるんだろう?」「どんな楽しいことが待ってるのかな」っていうドキドキわくわく感を遊びや関わりの中で常に感じられる保育に繋がってとてもいい刺激になりますね!!
『楽しさ』と『学び』を意識しての保育の組み立てている宮本先生!こどもたちの好奇心を刺激するような取り組みを教えてくれました!
次回は保育するうえで大切にしている部分や宮本先生が考える保育士というものについてのお話を紹介いたします!
保育士という仕事の魅力がみなさまに伝わればうれしいです!
※宮本先生と前回インタビューした小川先生の紹介している製作あそびです(^O^)ご覧になっていただけたら幸いです!
写真:髙久 尚貴
インタビュー、ライティング:新井 弾
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