園長先生に聞いてみた【特別編後編】~次のステージに向かうために 自分ごととして捉えることの大切さ~
保育士という仕事の素晴らしさや魅力を、いろいろな方にお伝えしたい!!
そんな思いから、ふじおか幼稚園で働いている先生たちにインタビューしました♪
楽しい話や深い話、面白エピソードなど・・・。
日々、こどもと関わっている先生だからこそのお話をインタビュー形式で紹介します!
今回も前回に引き続き、園長先生にインタビューしました!
●先生たちに対する想い
先生たちに対しての園長先生の想いや考え方を教えてください。
発表会はふじおか幼稚園では1年間の集大成の行事です。
先生たちにはこどもたちと今まで関わってきて、成長した姿を保護者の方々にお披露目する場だと考えています。
あの本番の舞台に立つまでにたくさんの時間、経験、チャレンジがありみなさんの前に立っています。こどもたちと深く関りを持ってきたのが先生たちです。
先生たちの日々の関りがありこどもたちの立派な成長した姿に繋がっているのかなと思っています。
確かに1年間、誰よりもこどもたちを見て関わってきたのは先生たちですもんね。
きっとあの裏側にはたくさんのドラマや出来事がありますよね。
練習中も色々なことがあったと思いますし。
そうですね。
これは僕の考えですが、もちろん魅せる場なので練習は必要です。
でも魅せるから練習するっていう風に思ってしまうのはもったいないなって思っています。
発表会という場はその子の人生を豊かにするための通過点のような感覚があるんです。
もちろん発表会に向けてこどもたちも先生たちも本気で向き合って目標に向かって全力で走り続けてくれています。
発表会が終わってもこどもたちも先生たちもまだまだ道は繋がっています。
発表会の経験をこれからの人生の為の経験値としてとらえてくれたらみんなにとってより豊かな道が拓けていくのかなって思っています。
●園長として期待すること
園長先生の話を聞いているとこの経験を通してなど先の事をすごく見ているんだなという印象を受けます。結果ではなく過程を大切にしたりと・・・
僕はずっと運動部にいて結果はでなかったんですが、学生時代頑張ったっていう経験が今も根強くあるんです。
そういった感じなんですかね??
先程も話に出ましたが、運動会や発表会って演技を魅せる部分が強いのでどうしてもその場の為に『練習をする』っていう意識が強くなってしまうような気がして。
個人的には練習って聞くと勘違いされてしまう部分がすごくあるなって思うんです。
練習って苦しいものだったり、辛いものだったりするイメージがどうしてもあるのかなって・・・もちろん練習を成し遂げて得る達成感や満足感っていう感覚はすごく大切です。そういった中でしか味わえない感覚があるのもわかりますし大事なことだと思います。
でも僕はその中でみんなで力を合わせてすごいものが出来上がったり、すごいパワーが生まれたり、一人一人が目の前の物事を『じぶんごと』として捉える機会・経験がなによりも大切になっていくのかなって思います。
きっとやっていく中で辛いことや涙を流すこともあると思います。
でも大変なことを嫌だなって思ってしまうか、乗り越えるために頑張ろう!!って思うかって全く違うことがその先には待っていると思います。
周りの大人がこどもたちが前向きにじぶんごととして捉えたときに『〇〇ができたからこうなったよね!!』って前向きな言葉をかけられるとその子の基準がすごくいいものになるような気がします!
今回は発表会という場での話ですが、これから訪れるであろうこういった成長の場を次のエネルギーやステージに繋がるような関わり方、声かけが出来てくればきっとこどもたちも次へ次へと立派に成長していくのかなって思っています(^O^)
インタビュー、ライティング:新井 弾
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