増田 和紗先生(保育士3年目2歳児担任)に聞いてみた!後編~保育士として大切にしていること~
保育士という仕事の素晴らしさや魅力を、いろいろな方にお伝えしたい!!
そんな思いから、ふじおか幼稚園で働いている先生たちにインタビューしました♪
楽しい話や深い話、面白エピソードなど・・・。
日々、こどもと関わっている先生だからこそのお話をインタビュー形式で紹介します!
引き続き、増田 和紗先生にインタビューしました!
●担任しているクラス(2歳児)で起こったおもしろいところ、かわいいエピソードは?
新「言葉のコミュニケーションが増えてきたこどもたちなので、こどもたちのこんなおもしろいこと言ったやかわいらしいエピソードなどはありますか?」
増「毎日一緒に居ると必ずおもしろいことやかわいいエピソードがいっぱいあるので、改まって聞かれると難しいですね(笑)」
増「自分の用意が自分たちでできるようになってきたこどもも多くなってきて、そんな中で、ある日戸外あそびに行くときにカラー帽子をかぶるんですが、その子は自分で帽子をかぶれたことがすごくうれしかったようで「せんせーぼうしかぶれたよー」ととっても笑顔で教えてくれたんです!でもその帽子が前後ろが反対で・・・。1人でできたことを褒めつつ、反対だよーと教えてあげたら、すごく恥ずかしそうな顔をして・・・」
増「でも、できたことの嬉しさと少し間違っちゃって恥ずかしくなっちゃったこどもの照れ笑いがすごく可愛らしくていいなって思ったんです(^-^)」
新「こどものできたっていう達成感と間違っちゃってちょっと恥ずかしい顔が目に浮かびます。でも褒められてうれしかったんだと思います」
増「他には、私が指を怪我してばんそうこうを貼っているのを見つけて男の子がいて、「せんせーゆびけがしちゃったの?いたい?」って聞いてきてくれたんです。それで私も「怪我しちゃって痛いんだよー」って伝えたら、その指をなでながら「ぼくがなおしてあげるね」って言ってくれた子がいて、その子の優しい気持ちがとってもうれしくて可愛いなって思いました!」
新「それは可愛らしくてすごくいい話ですね!そんなことされたら一瞬で怪我も治ってしまいそうですよね!」
増「すごく優しい子だなって思いました。他の子でもドクターヘリの絵が描いてあるカードを見て、「ドクターヘリは救急車より早いから、ぼくがドクターヘリでみんなをたすけてあげるんだ」って言ってくれる子も居たりして、自分だけのことじゃなく周りの人たちのことも考えられるってのがすごいなって思いました」
新「自分のことだけじゃなく、周りの人にも気配りができるっていうのはすごく成長を感じますね!」
●こどもと接するうえで、大切にしていることは?
新「増田先生が保育士としてこどもたちと毎日関わっていく中で、大切にしていることはなんですか?」
増「関わっているこどもたちの年齢などにもよると思いますが、『こどもの意思をしっかり聞く』っていうのは心掛けているところですね」
増「私の失敗談にもなっちゃうのですが1年目の時は『こどもたちを安全に過ごせるように』という気持ちが強く、危険なことがあると「ダメ!」と1番最初に言ってしまうことが多かったです。言われたこどもも何がダメかわからず困ってしまったり、中には泣いてしまう子も居たりして・・・。」
増「そういったこどもたちの様子を見て「もしかしたら何か理由があったのかもしれない」って考えられるようになり、まずはこどもたちの思いや考えをしっかり聞こう!!って思えるようになってその部分は今大切にしていることですね」
増「一人ひとりの意思を大切にしつつも、危険なことやしっかり伝えたいことなどはしっかりと目と目をみながら伝えるということも心掛けています」
増「でも一番大切にしているのはどんなときも『笑顔』でいることですね(^O^)」
失敗から学び、こどもたちとコミュニケーションをとりながら意思を大切にしている増田先生!こどもたちの事を嬉しそうに話している笑顔もとても印象的でした☆
皆様に保育の素晴らしさや保育士の楽しさが伝わってくれたら嬉しいです!
写真:髙久 尚貴
インタビュー、ライティング:新井 弾
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