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青山 太紀先生(保育士7年目年少児担任)に聞いてみた!後編~これから男性保育士を志す方へ 仕事への熱量と負けない気持ち~

保育士という仕事の素晴らしさや魅力を、いろいろな方にお伝えしたい!!

そんな思いから、ふじおか幼稚園で働いている先生たちにインタビューしました♪

楽しい話や深い話、面白エピソードなど・・・。

日々、こどもと関わっている先生だからこそのお話をインタビュー形式で紹介します!

引き続き、青山 太紀先生にインタビューしました!

●こどもたちのおもしろい、かわいいエピソードは?

新「7年保育士をして、年少~年長まで経験をした中で、こどもの印象深い出来事などはありますか?」

青「昨年度の話になってしまうのですが、年長の担任をさせてもらっている時に、おもしろいなというかすごいなって思ったことがあって・・・」

青「年長児はある程度の事は自分たちの力でなんでもできるって思っているところがあるが、意外にこちらが行うことをセーブさせてしまっていて、経験させてあげられていないことも多いのかなって思うところもあって、去年は何でもチャレンジさせてみようと思い、お部屋でトランプをやる機会があったので、ババ抜きをやってみたんです。でも最初は順番にカードを引くとかルールをしっかり覚えてないのでうまくいかなかったんです。でもそれも経験だから自由に遊んでたらこどもたちはすごく興味を持ってくれて、テレビでババ抜きをやっていた影響もあり、その後とっても上手に出来るようになったんです」

青「ババ抜きが出来るようになったので、新しいあそびをということで大富豪をやってみたんです」

新「ババ抜きに比べるとルールも複雑になりますし、すごいですね!」

青「そうなんです。ルールも細かく伝えてやったんですが、とても上手に出来たんですよ。僕が学生の時におもしろいと思った内容のゲームを年長のこどもたちもすごく興味を持って、楽しんでくれて。今回はトランプでしたが、どんなことにも興味を持ってもらえるような声かけや仕掛けをして、興味を持ってもらえれば何事にも取り組んでくれるんだなって思えたことは面白いというかすごいなって思えた瞬間でしたね」

新「興味を持ってもらうってすごく難しいですよね。僕だったらちゃんとやらなくちゃって考えがちだから、ルールなども最初にしっかり教えてしまいそうです。結果はもしかしたらそれでも楽しくやってくれたのかもしれませんが、青山先生のまず『チャレンジする』っていう部分はすごいなって思いますし、青山先生の持っているチカラなのかなって思います。失敗を気にせずにチャレンジさせてくれたことでこども自身が興味を持ってくれたきっかけになったんだなって話を聞いていて思いました」

青「今年度の出来事で言えば年少児なので年長のようにすべてが自分でできるわけではありません。制服の着脱もできる子も居れば、まだ一人では難しい子も居ます。そういった時に「誰かお手伝いしてくれる子~?」って聞くと「はい!!」って言ってくれる子もたくさん居てこども同士で助け合う姿を見ます。お手伝いってこどもはすごく興味を持ってくれてその日も手伝いを名乗り出てくれた子が居たんです。」

青「こどものお手伝いしたいって気持ちを大切にしたかったので見守っているとなかなか上手に出来なくて・・・。最後は「出来てないけどまっいっか!」って終わってしまったんですが、おともだちの事を手伝いしたいっていう気持ちがうれしく温かい気持ちになりましたね」

年長児のエピソード、現在の年少児でのかわいいエピソードを紹介してくれました。

●男性保育士としてこれから保育士を目指す人へ

新「最後に男性保育士としてなにかメッセージなどありますか?」

青「実はあんまり男性だからっていう部分を僕はあまり意識してなんです。もちろん職場での比率は圧倒的に少ないので、女性の方が普段やらないようなことが出来るっていう部分はプラスかなって思いますが。こどもたちもそんなに意識はないのかなって思いますね」

新「男性ならではのダイナミックさや力強さって部分はプラスになると思いますね。こどもたちは男性でも女性でも大好きな先生っていうことには変わりないのでしょうね」

新「今後、青山先生のように男性でも保育の道を志す仲間が増えてくれることが、自分も男性として嬉しいですが、なにか伝えたいことなどありますか?」

青「男性だからってことは特にないのですが、どの仕事もその仕事に対しての熱量が大事になってくるのかなって思っています。自分がやりたいこと、想いを周りの仲間に伝えて、こんなに考えているんだって理解してもらえることが大切かなって思います」

青「僕は学生の頃、たくさんバイトしてきたとかいう経験がなかったので、社会経験は人よりは少なかったんです。3/31までは学生、4/1からは先生ということで色々なことの準備不足な部分はありました。社会人としての心得といったら大げさかもしれないですが心構えはしっかり準備しておいて悪いことはないのかなって思います」

青「僕は自分で言うのも変ですが、いっぱい失敗してきました。要領もいい方ではないので、先輩や周りに迷惑をかけてしまっている部分も多々ありますが、そんな中でも一つ他には絶対に負けない!!っていうものを持っていれば、きっと周りにも時間はかかるかもしれませんが自分の想いが伝わって仕事をする上で、いい方向にいってくれるんじゃないかなと思っています」

男性保育士として自分の想いを大切にしている青山先生。インタビューの途中もクラスのこどもたちがガラスの窓越しに「あおやませんせー」と顔を出しに来たり、こどもも青山先生が大好きなんだなって思いました。

保育士という仕事の魅力がみなさまに伝わればうれしいです!

写真:髙久 尚貴

インタビュー、ライティング:新井 弾

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