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園長が大切にしてること

命との触れ合いから感じる日常への感謝

連休中はなこが体調を崩してしまいました・・・。

 

原因は、疝痛(せんつう)でした。

馬の腹痛を伴う病気を疝痛と言うそうです。

あまり怖くないように感じますが、

馬にとってはとても神経質な症状です。

馬は、胃の容積が小さく、胃の噴門の構造上嘔吐することができない。

腸管が長いので固定されにくく、腸の位置が変わりやすい。

腸管の太い部分と狭い部分があるため内容物がたまりやすく、疝痛を起こしやすい構造となっているそうです。

場合によっては、開腹手術が必要となったり、致命的となることもあるらしく、

園にも疝痛の症状が出た時のため、応急処置道具が常に置いてあります。

疝痛が起きてしまったら、初期の対処は基本的に飼い主がするからです。

そして、今回、疝痛をおこしてしまった、はなこはぐったりしてしまいご飯も食べられない・・・

横になったまま動かなくなってしまいました・・・

 

獣医さんの指示のもと、お腹や身体の様子を調べていても目でこちらを見るだけで動けません・・・

 

ぼくも話には聞いていましたが、初めての経験でほんとうにあせりました・・・。

 

二日間、痛み止めを投与し、お尻から1ℓのお湯を入れ、一日3回投与しました。

 

夜はお腹を冷やさないよう、バスタオルを腹巻にして過ごしました。

食事が取れないので水分補給のため「ふすま」をお湯に溶かしたものを何回もあげ、

軽く運動をさせる。

 

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夜の町を2人で徘徊していました。

次の日には、いつも通りのやんちゃなはなこに戻っていました。

 

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じゃれたくて背中を噛まれましたが(笑)

安心しました。

 

しかし、まだ、気は許せないと教えていただき、

2人の時間をたくさん過ごしました。

今までで一番長い時間を2人で過ごしたように感じます。

改めて、命の大切さをはなこに教えてもらいました。

 

なかなか、こうした様子をこどもたちに直接伝えたり、経験させてあげることは難しいかもしれません。

でも、何かしらの形で、この出来事を伝えてあげたいなと思いました。本当に命をとても近くに感じました。

こどもたちが命に触れる経験は、それほど多いものではありません。

そんななか、はなこという存在はこどもたちにとってとても貴重で、かけがえのない存在なのかもしれません。

今の普通がどれほど大切で、幸せで、感謝にあふれているのか、

こどもたちに、どこかで必ず伝えてあげたいなと思っています。

 

元気になった様子は、「はなこの成長日記」でお伝えしています😊

市村 弘貴

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