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あやこ先生おすすめ絵本♪~にじいろのしまうま~

🌟【先生たちに聞いてみました!「これ、おすすめです♪」】

現場で日々こどもたちと関わっている保育士さんたち。
そんな先生たちが「実際にやってよかった!」「使ってみてよかった!」という遊び・絵本・グッズ・子育てのヒントを、このコーナーでご紹介していきます✨
ご家庭や園でもすぐに取り入れられるものばかり!
ぜひ、日々の保育や子育てのヒントにしていただけたらうれしいです♪

🦓今回のおすすめ:絵本『にじいろのしまうま』

「そのままのあなたが、すでに特別なんだよ」

今回おすすめしてくれたのは、年長児担任であり、2児の母でもある今澤先生。
卒園を間近に控えた子どもたちに、「いま、ぜひ伝えたい想い」がつまった絵本として選んでくれたのが、この『にじいろのしまうま』です。

📚どんなおはなし?

主人公は、美しい虹色の模様を持つ一頭のしまうま
でもまわりのしまうまたちは、みんな白と黒。
「自分はほかの子と違う」「きっと仲間になれない」と思い込んでしまった虹色のしまうまは、“自分の居場所”を探す旅に出ます

旅の中で出会ったのは、羽のないペンギンや、耳が大きすぎるウサギなど、それぞれ“何かがちがう”動物たち。
でも、彼らはその違いをちゃんと認め合い、受け入れて、個性として生きていました。

そんな出会いを重ねる中で、しまうまは気づきます。
「ぼくの色も、特別なものなんだ」
「その色があることで、世界がちょっと明るくなるかもしれない」――。

違い=劣っていることではなく、その違いこそが“世界を豊かにする力”になる。
自分を大切に思う気持ち、他の誰かと共に生きることの意味を、やさしく教えてくれる物語です。

🎓どんな場面で読んだ?

今澤先生がこの絵本を読んだのは、小学校入学を控えた年長さんに向けて。
卒園という大きな節目に立ち、期待と不安が入り混じるこの時期だからこそ、
「あなたはあなたのままで大丈夫」というメッセージを、絵本を通して伝えたかったそうです。

🧑‍🏫読むときに意識していることは?

『にじいろのしまうま』は心にやさしく響くお話であると同時に、
“自分を犠牲にしてでもまわりに合わせようとする”ような描写も登場します。

そのため今澤先生は、読み終えたあとに
「誰かのために頑張ることはすてきだけれど、あなた自身のことも同じように大事にしていいんだよ」と、
絵本の余韻を大切にしながら言葉を添えるようにしているそうです。

💬今澤先生からのメッセージ

子どもたちは、これから広い世界へと羽ばたいていきます。
いろいろな人と出会い、考え、悩みながら成長していく中で、時には「自分ってこれでいいのかな?」と不安になることもあるかもしれません。
でも、この絵本を通して「あなたはそのままで大丈夫」「ちがいがあるって、すばらしいことなんだ」と感じてもらえたらうれしいです。
絵本は、子どもの心にそっとよりそう“ことばの贈り物”だと思っています。

📝担当・まりこ先生のひとこと

にじいろのしまうまの姿に、思わず私たち大人の心まで重なります。
「まわりとちがうことが、どうしてこんなに不安になるんだろう」と感じたこと、誰でもきっとありますよね。
この絵本を読んだ子どもたちが、“自分の色”を大切にしながら、これから出会う新しい仲間たちとの違いも楽しんでいけたら素敵だなと思いました。
卒園や進級を前に、「そのままでいいんだよ」と伝えたいときにぴったりの絵本です。
私自身も、保育の中で大切に読み継いでいきたい一冊になりました🌈

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