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園長が大切にしてること
コロナ禍にこどもたちの「経験」をどう守るか
12月6日、幼稚園に移動動物園がやってきました。
うさぎ、モルモット、ヤギ、ひつじ、ミニブタと、幼稚園のアイドル、ミニチュアホースのはなこちゃんが園庭でこどもたちと触れ合いました。
コロナの影響で、こどもたちの生活は大きく変わりました。
このコラムでもお伝えしているように、こどもたちにとって、1日1日、ほんの小さな経験であっても、それは宝物なのです。
ぼくたちがどれほど工夫やアイディアによりさまざまな経験をこどもたちに提供したとしても、
やっぱりコロナ前の状況とコロナ禍の状況比べれば、前者の方ががこどもたちにとってよいものに違いはありません。
その差を少しでも埋めるために保育現場ではあの手この手を使って毎日こどもたちのためにステキな環境をつくっています。
もちろん、行政もこどもたちのために様々な対応をしてくださっています。
コロナウィルス感染予防対策に対する補助金は、園児が安心して園に通う環境づくりにとても役立っています。
そもそもぼくたちのような教育施設は、補助金や保護者のみなさまの負担で運営させていただいています。
そうした収入はすべて現場で働いてくれている先生たちや保育環境を整えるためなど、すべてこどもたちのために使われるものです。
そんな中、コロナにより社会も保育現場も急速な変化を求められるようになりました。
園児にとって安心で安全な環境をつくりたいけど、保護者の負担を増やすわけにはいかないし、でもこのままではコロナ対策もできない・・・
そう悩んでいたので、こうした補助金や、
市や、保護者からのマスクや消毒用品などの寄付をいただき、本当に助かりました。
少しずつですが、行政、周りの方々、現場で働いてくれている保育士のみんなのおかげで、コロナ禍でもこどもたちが安心して保育を受けることができる場をつくることができました。
次に、出てきたのが、コロナウィルス感染予防対策と同じくらい大切な、こどもたちの「経験」をどう守るか・・・という問題との戦いです。
こどもたちの安全安心な環境は、多くの方々の協力でつくることができました。
あとは、こどもたちの「経験」だけ。
でも、今回のコロナで奪われたこどもたちの「経験」を積ませるためになにか収入があるわけではない・・・
(園運営についての補助金は通常でした。当たり前ですがプラスαで考えたときです)
でも、できることはあるはず。
そこで、閃いたのが、
「園長先生からこどもたちにクリスマスプレゼント」でした。
ぼくたちがミニチュアホースのはなこちゃんを迎えるためにクラウドファンディングに参加した時も・・・
「こどもたちと社会をつなげたい!」
「大人たちがぼくたちを見守ってくれているんだ!ってこどもたちに思ってほしい」
そんな想いでスタートした企画でした。
今回の移動動物園についても、
「コロナ禍で、行きたいところにもいけないしつまらない・・・」
そんなこどもたちの声を聞いて園長先生がみんなの笑顔のために動いた。
というシチュエーションも、こどもたちにとって悪いことはなにもないだろうと思い、実行しました。
家庭でで家族会議(笑)をし、「こうしたらこどもたちもきっと・・・」と、一緒に考えてくれて背中を押してくれました。
園長個人がこのイベントを企画するのはどうだろう・・・
という声もあるかもしれませんが、
こどもたちの笑顔が見たかったという想いだけですが、やってよかったなと思っています。
もし、不快にさせてしまうようなことがあったらあやまろう・・・
というくらいでスタートしないと、その理由で動けなくなってしまうのはもったいないと思うし、
こどもたちの見本にならないと思うので(^^;
色々言い訳っぽくなってしまいましたが(^^;
結果、こどもたちは目を輝かせておおよろびしてくれました。
そういった意味では大成功だったと思います!(^^)!
市村 弘貴
FM FMくらら857のレギュラー番組「ひろき先生のなんでも子育て相談室」の第一回目の後日談がYouTubeで配信されました。
「ひろき先生のなんでも子育て相談室」は、FM FMくらら857でご視聴できます。 (毎月第2・第3木曜日 PM12:00~)
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