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園長が大切にしてること

こどもの行動について考えよう こどもの叱り方・褒め方を考える前に、考えてほしいこと ~こどもの問題行動は誰にとっての問題行動?~

どんなときもこどもはかわいいし、大切な存在です。

でも・・・

 

「だめ!」「やめて!」と親が言っても同じことを繰り返したり、

だれかがいやがることをしてしまったり

困った行動をやめてくれなかったり・・・

 

「こどもの問題行動」とどう向き合ったらよいか悩まれているお父さんお母さんも少なくはないと思います。

 

そんなときに考えてほしいのは、

その「問題行動はだれにとっての問題行動なのか」ということです。

 

朝の忙しいときに言うことをきいてくれない

自分のことをやってくれない

親が困る行動をとる

 

ぼく自身も普段の子育てを振り返ってみると、

こどもの問題行動のほとんどが

親にとっての問題行動(困る行動)だなぁ・・・

と気付きました。

 

こんなとき、いつも冷静ではいられませんが・・・

 

「この行動って本当にタブーな行動なのかな?」

と、立ち止まり、考えてみるようにしています。

 

ちなみに、ぼくが思うタブーとは、

・他人の心を傷つけてしまうこと(自身の意思で)

・他人にケガをさせてしまうようなこと

・命に危険な大きなケガにつながること

・モラルに反する行動をとること

です。

 

叱り方、ほめ方など、こどもとの関わり方も大切ですが

こどもがある程度ものごとを考えられるようになってからは、

「こどもの問題行動を仕分ける作業」を行うことも大切だと思います。

 

仕分けることにより、

生活パターンの見直しなど、こどもを取り巻く環境の整理を行うことができますし、

どこから問題行動がきているのか・・・と、冷静に観察することもできるかもしれません。

 

もちろん、日々忙しい中、できること、できないことはあると思います。

こどもは基本、大人の思い通りには動いてくれませんからね・・・(笑)

 

「ダメ」「やめて」という言葉が増えてしまうと

言っている自分自身もつらくなってしまいますし、

「なぜダメなのか」「自分はどうすればよいのか」などを考える力がまだ育ってないなかで指摘を受け続けることでどうしてよいかわからず余計に問題行動が増えてしまう場合もあります。

 

ときにはこどもにブレーキをかけてあげることは必要ですが

・「誰にとっての問題行動」に対してのブレーキなのか

・タブーな行動にたいしてのブレーキなのか

ということを考えてあげましょう。

 

ここで重要なのは、親自身もブレーキの使い方について正解・不正解を求めるのではなく、

まずは、振り返り感じることを大切にしていただけるとうれしいです。

 

市村 弘貴

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