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園長が大切にしてること
協調性を育む【前編】~言われたことをする・周りと同じことをするではない、本来の協調性の育み方~
ぼくたちはこどもたちの立ち上がるチカラを育むため、
能力やスキルなどといった知的能力だけでなく、
やりきる力やがまんする力といった潜在的な5つのチカラを育むことを大切にしています。
それは
やり抜くチカラ やる氣 自制心 社交性 協調性
この5つチカラで、ぼくたちはそれを5つの柱とよんでいます。
今までのコラムで、
やり抜くチカラ
やる氣
自制心
社交性
についてお話してきました。
今回は、協調性についてお伝えしたいと思います。
ぼくたちは、協調性について
人の意見に耳を傾け、ときには譲り合い周りに合わせて協力していけるチカラ
と、定義しています。
ここで気を付けてほしいポイントは、
全て周りと同じことをする、言われたことをやれる子にする
というわけではなく、
「力を合わせてなにかを成し遂げることができる子に育てる」
ということです。
・自分の意見をもつこと、
・「こうやりたい」というこだわりを持つこと
が悪いことではないということです。
グローバル化、ITやAI技術の進歩により、
これからは、正解不正解ではなく、自ら考え、行動していくチカラが求められていくことでしょう。
さらに、それは個人だけではなく、
自分一人のチカラだけでなく他者と協力し合い、チームでより大きな成果を出せるチカラがとても大切になってくると思います。
もともとこどもにはそいった経験が少ないため、
普通に生活しているだけでは協調性を身に着けることは難しいことですが、
工夫次第で協調性を育むことは可能です。
では、どのように協調性を育むのか・・・
それは、
「日々、ちょっとした環境の変化を演出する」ことです。
こどもは基本的に自分一人でものごとを解決しようとします。
できないことがあったとき、近くにいる親や先生に頼ることはあるかもしれませんが、
それは協力というよりは、お願いに近い形です。
保育園や幼稚園に通うようになると、そこは小さな社会の縮図。
この小さな社会はこどもの協調性を育む最高の環境です。
大きな行事などでは特にみんなで力を合わせて大きなことを成し遂げるといった経験を積めますが、
給食を配る・虫を捕まえる・掃除をする・困っているおともだちを助ける・・・
普通に生活しているだけでは通り過ぎてしまうようなできごとを
ぼくたちの演出により、こどもが成長する最高の環境に変えてあげましょう。
次回のコラムでは
こどもの協調性を育むための
より具体的な演出方法についてお伝えしたいと思います。
協調性を育む【後編】~協調性を育む環境の変化の演出の具体的な例をご紹介~はこちら♪
市村 弘貴
FM FMくらら857のレギュラー番組「ひろき先生のなんでも子育て相談室」の第一回目の後日談がYouTubeで配信されました。
「ひろき先生のなんでも子育て相談室」は、FM FMくらら857でご視聴できます。 (毎月第2・第3木曜日 PM12:00~)
全国どこでもご視聴できる ブラウザ版プレーヤー・視聴用アプリはこちら♪ https://fmplapla.com/fmkulala857/
【子育て応援】こどもの「やり抜くチカラ」を育てるためにどんな工夫をしていますか?【ひろき先生のなんでも子育て相談室 第四回 後日談】
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