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園長が大切にしてること
こどもと深いコミュニケーションが取れる時間を計画的につくろう~兄弟のいるご家庭でおすすめのコミュニケーション~
子育て相談で兄弟についてのお悩みはよくいただく相談の中のひとつです。
「上の子になかなか時間をかけてあげられていない」
「上の子が赤ちゃん返りにどう対応したらよいかわからない」
また、兄弟とは少しずれてしまいますが
「幼稚園やならいごとなどでいやなことがあったかもしれないがなかなか話してくれない」
など、こどもとのコミュニケーションでの悩みについて、
ぼく自身も悩んだり、お世話になっている方に相談したりする中で、
「これいいかも!」
と思えたこどもと深いコミュニケーションを取るためのよい方法についてお伝えしたいと思います。
それは、こどもと1対1の時間をつくるということです。
兄弟がいれば、お兄ちゃん、弟、お姉ちゃん、妹と
一人っ子であればその子と1対1の時間をつくってあげるようにしてあげましょう。
お母さんとこどもだったり、お父さんとこどもだったり、
家族みんなででなく、こども対一人の親で時間をつくってあげるととても効果的だと思います。
なぜ1対1がよいのか、
それは、こどもと向き合ってじっくり話ができるからです。
以前コラムで家庭で安心安全な環境をつくることの大切さについて書きましたが、
こどもにとって
「ここではどんなことでも言っていいんだ」
と思える場所を作ってあげることがとても重要です。
普段、おうちでもそういった環境を作るように心がけている方も多いと思いますが、なかなかじっくりこどもと話す時間をつくることは難しいですし、
1対1で親子で座って「なんでも聞くから話してごらん」という環境をつくることも難しいことだと思います。
であれば、1対1の時間をつくり、2人で食事にいったり、落ち着ける場所にいき、こどもが好きなものを食べながら
「最近どう?」
「今楽しいことは何?」
「困っていることはない?」
など、たくさん話を聞いてあげることが大切だと思います。
このときに注意していただきたいことは、目的を「聴く」ということにしましょう。
アドバイスも大切ですが、
「ここはなんでも話せる場所」とこどもに思ってもらえることが大切です。
「あれ?」と思うようなことがあっても、
「〇〇ちゃんはそう思ったんだね」
「それは大変だったね」
と、まずは受け止めてあげましょう。
※アドバイスをしてあげる場合は、受け止めた後にさらっと伝えてあげましょう
お子さまが普段お母さんと話をする機会が多いのであればお父さんとそうした時間をつくることもおススメです。
お父さん、お母さんとそれぞれの時間をつくってもいいですし、
月に1回、半年に1回など、忙しさによって頻度を決めてもいいと思います。
ただ、この時期にじっくりこどもと話せる場所をつくってあげること、そうした習慣を家庭につくることは、今後その子が大きく成長したとき、とても大切な時間になるはずです。
ぜひ、おためしください。
市村 弘貴
FM FMくらら857のレギュラー番組「ひろき先生のなんでも子育て相談室」の第一回目の後日談がYouTubeで配信されました。
「ひろき先生のなんでも子育て相談室」は、FM FMくらら857でご視聴できます。 (毎月第2・第3木曜日 PM12:00~)
全国どこでもご視聴できる ブラウザ版プレーヤー・視聴用アプリはこちら♪ https://fmplapla.com/fmkulala857/
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