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園長が大切にしてること
片付けや食事の時間など、忙しい時間のこどもとの上手な過ごし方について
ラジオやLIVE配信等で子育てのお悩みを募集する際によくいただくご質問の中で
「朝の時間に時間がかかってしまう」
「食事の時間に時間がかかってしまう」
「後片付けに時間がかかってしまう」
そのとき・・・
「どうこどもに伝えればよいか・・・」
という内容のお悩みを多くいただきました。
みなさまのご家庭でもこうしたお悩みが多いのではと思い、
回答させていただいた内容をお伝えさせていただきたいと思います。
まず、このお悩みでこどもの特性について知っていただきたいことは・・・
こどもによって個人差はありますが、2~4歳児くらいまでのお子様には・・・
●そもそも、こどもには片付けの発想がないということ
●こどもは常に次のあそびで頭がいっぱいということ
●こどもは自分の欲求が満たされてから、人の言うことに耳を傾ける姿勢になるということ
小さなこどもには片付けというという能力が備わっていないということを前提に、
もし片付けができたらほめてあげたり、難しければ、一緒にやってみたりと、
あまり気負わずこどもの片付けと向き合うことをおすすめします。
こうしたこどもの特性を理解した上でこどもと一緒に片付けをする場合の例についてもお話させていただきました。
①「ここだけおねがいね」
「こっちはやるから、こっちはがんばってみて」
と、簡単な部分だけやらせてあげる
②ゲームなどをとりいれてあそびながら片付けをしてみる
③おもちゃの部屋と、食事の部屋を分けてみる
④始めからテレビをつけないようにする
⑤こどもが片付けがしやすいよう、片付ける場所に
写真やシールなどを貼ってわかりやすくする
⑥「○○まではいいよ。でも、○○が終わったら○○ね。」
「〇時までは○○していいよ。〇時になったら〇〇するよ。」
と、前もって約束事をする
など、事前に環境を整えておくことで、こどもにとっても「片付け」を意識して過ごしやすい環境を作ってあげることも効果的です。
ちなみに、約束は子どもの自尊心を育むためにしましょう。
こどもの自尊心を育むためには無理な約束はしないことがポイントです。
約束を守ったら、ぜひ
「約束を守れたね」
と、明るく声をかけてあげてください。
わが子を想い、
「しっかり片付けができるようにさせてあげないと・・・」
「片付けを手伝ってしまうと依頼心が強くなってしまうのでは・・・」
と思われることもあるかもしれませんが、
今は深くあそび込むことがこどもにとって大事な時期なので、
手伝ってでもいいから一緒に出来たらOKくらいの軽い気持ちでいることで
少ないストレスで親子の時間を楽しめるのではないでしょうか。
(もちろん、こどもが「やろう!」という気持ちがある場合は、時間があれば待ってあげるましょう。)
ちなみに、ぼくの家では、こどもがトイストーリーが大好きなので、
「おもちゃが出かけちゃったらいやだから、お片付けしようか」
と伝えてみたら、スッとお片付けをしてくれたこともあります(笑)
(脅しにならないよう言い方に気を付けています😅)
お子さまの食事の準備、登園準備、朝の仕度・・・
忙しい時間にたくさんやらなければならないことが重なり、
どうしても心に余裕がなくなってしまいがちですが・・・
こどもの特性を理解することで、
「〇〇させてあげなくては・・・」
という気持ちが少しでも軽くなり、
園に行く前にお子様との時間が少しでもとれるようになるための参考になればうれしいです。
市村 弘貴
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