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園長が大切にしてること
【前編】子どもたちを取り巻く環境が大きく変化する時代に「生きるチカラ」を育む
ふじおか幼稚園ではミニチュアホースのはなこちゃんをお世話しています。
はなこちゃんは、2019年9月からふじおか幼稚園の仲間に加わりました。
はなこちゃんを購入するための資金は、クラウドファンディングで集めました。
そこで、
・ぼくたちがなぜ幼稚園で生き物を育てようと考えたのか
・なぜクラウドファンディングで資金を集めたのか
についてお伝えしたいと思います。
今回の記事では、ぼくたちがなぜ幼稚園で生き物を、しかも、ミニチュアホースをこどもたちと一緒に育てようと考えたのかについてお伝えしたいと思います。
ぼくたちはITやコンピュータ技術の進化がますます進み、子どもたちを取り巻く環境も今後大きく変化していくなかで、「生きるチカラ」を育むことがとても大切だと考えています。
「生きるチカラ」を育む方法はたくさんありますが、なかでも自分以外の命と触れ合い、「面倒くさいこと」「泥臭いこと」をたくさん経験する中で、生き物との絆を深め、命の大切さや尊さを学ぶことはとても貴重な体験です。
幼稚園でミニチュアホースを飼うということは、こうした想いから始まった「命の授業」プロジェクトです。
これからのこどもたちには目に見えない力を育てることがとても重要だとされています。
ぼくたちもそれが教育者の使命だと強く感じています。
ぼくたちのような仕事をしていると、毎日のようにこども同士の小さなトラブルを目にします。
言葉のバリエーションが少ない園児たちは、「命の大切さ」「思いやり」をそうした経験の中で学んでいきます。
しかし、少子化、核家族化などの問題から、こどもたちのこうしたコミュニケーションの量が著しく減少しています。
それは、教育施設、親、こども自身に問題があるのではなく、生きやすい、便利な世の中だからこそ、「生きるチカラ」が育ちにくいのだと思います。
生き物を育てることはとても大変だし、面倒なことです。
でも、その中でうれしさや、役に立つという幸せを感じる瞬間に出会えるはずです。
この瞬間をたくさん経験させてあげることが、なにより重要なのではないかと考えています。
生き物と関わり、生き物の世話を通し人と関わり、泥臭い経験の中でこどもたちの心は育つものだと信じています。
園にはなこちゃんが来てくれてから、1年と5カ月。
いつもお世話をしてくれている年長さんたちからは、
「今日ははなこちゃんのお当番ある?」
「今日、ぼくお当番?」
と、お世話の当番活動を楽しみにしてくれています。
小さいクラスのこどもたも、
「はなこちゃんは~?」
「はなこちゃんいるかな~?」
と、気にして見に来てくれるようになりました。
まだまだやんちゃなはなこちゃんですが・・・💦
こどもたちと一緒に成長していく姿が見られ、ほんとうにうれしく思います。
はなこちゃんと園児との関りの様子です♪
園では、より一緒に「命」をかんじられるもの、
「命」にインパクトを感じるものとして、
ミニチュアホースを招き入れることとなりましたが、
犬や猫、虫や魚、植物など、
「命」をこどもと一緒に感じ、「わざわざ」お世話をするといった経験は、
こどもたちにとってとても大切だと思います。
小さなことからチャレンジされてみてはいかがでしょうか😊
過去のはなことこどもたちとの関りについての記事はコチラ♪
市村 弘貴
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