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園長が大切にしてること

園長先生が考える「幼稚園や保育園入園前にやっておいてほしいこと」

幼稚園や保育園の入園前、

お子さんが園に通う姿を想像して、

「どんな成長を見せてくれるのかな?」

「どんなあそびを覚えてくるかな?」

と、こども以上に大人の方がワクワクしてしまいますよね。

 

でも、その一方で、初めて家庭から離れて社会生活ができるかな・・・といった不安もたくさんあると思います。

「トイレにちゃんといけるかな・・・」

「おともだちと仲良くできるかな・・・」

「できないことがあったら大丈夫かな・・・」

 

もちろん、トイレトレーニングや食事、着替えの練習なども行っておくと、お子さんもスムーズに集団生活をおくることができ、保護者も安心だと思いますが、

入園後初めは生活習慣から始まります。あまりあせりすぎず、子育てを楽しみながらこうした練習を行えたらいいのかなと思います。

 

そうしたトレーニングももちろん大切ですが、もっと大切にしてもらいたいことがあります。

それは、「園を楽しい場所にする」ことです。

もちろん、保育士も園を楽しむ場を作るために様々な工夫をしていますが、

家庭でも一緒に「園を楽しい場所にする」工夫を行うことで、

さらにこどもたちが園にわくわくして通える環境が作れると思います。

 

そこで、ぼくがおススメしたいのは、

①「周囲の人や社会を信頼するチカラをつけてあげること」

②「家族以外の人とのコミュニケーションをとるチカラをつけてあげること」

です♪

 

今回はひとつめの、

「周囲の人や社会を信頼するチカラをつけてあげること」についてお伝えしたいと思います。

 

周囲の人や社会を信頼するチカラをつけてあげるために大切なのは、

「こどものお話をたくさん聞いてあげること」です。

「こどものお話をたくさん聞いてあげること」とは、こどもの言いなりになるようなイメージではなく、

ちょっとしたこどもが聞いてほしいことに耳を傾けてあげるようにしてあげることです。

 

核家族化や普段のこどもの世話に家事にお仕事に・・・と、

なかなかこどもとじっくり話す時間をつくることが難しい社会ですが、

可能であれば、もしお子さんが

「おかあさんあのね・・・」

「おとうさんきいて!」

といったシーンでは、一瞬だけ手を止め、

「うんうん。そうだね」と聞くだけでもいいと思いますし、

どうしても手が離せない場合は「〇〇が終わったらちゃんと聞くね」と伝えて後で1分でも2分でも時間をつくってあげてもいいと思います。

 

こどもが「自分は愛されている存在なんだ」と感じ、

親を信頼することで、他人や社会を信頼するチカラが育まれていくのです。

 

「わがままになってしまうのでは?」

「園では親と離れなければいけないから・・・」

と感じることもあるかもしれませんが、

 

親がこどもに対して、指摘をたくさんする関係、なんでもかんでも口をだす関係より、

こどもの話を聞いてあげたり、こどもが安心するような関りをしてあげた方が

こどもは自分からものごとに取り組むチカラが育つものです。

 

園に通うことは、こどもにとっても親にとっても大きな環境の変化ですが、

あまりあせらずこどもとの時間を大切にしていただけるととてもうれしいです(#^.^#)

 

市村 弘貴

 

 

 

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