Message
園長が大切にしてること
こどもの成長について思うこと
幼稚園に通うようになったり、学年が変わったり、こどもたちにとっても保護者にとっても全てが新しい環境でスタートした1学期。
それから、早いものであっという間に3学期です。
こどもたちと生活しているとほんとうに1年はあっという間です。
目を閉じ、1学期のこどもたちの様子を思い出しみると・・・
すべてのこどもたちが大きく成長していることに気が付きます。
「初めての幼稚園大丈夫かな・・・」
「新しいクラスに馴染めるかな・・・」
「〇〇ができてない・・・どうしよう・・・」
「園で友達とトラブルをおこしてしまった・・・」
全く不安なくスタートするなんてことは稀で、
ほとんどの方が少なからず期待の中にもそういった不安を抱えてこどもを園に送り出してくださっていたのだと思います。
もちろん、今も不安でいっぱいの保護者もたくさんいらっしゃることでしょう。
そんな中でも、大切にしてほしいことは・・・
「どのこも確実に成長している」ということです。
それは、保護者のみなさま、園や保育士が
日々こどもを想い、こどもに環境を与えてくださったからです。
こども同士の関わり、先生との関わり、それ以外の他者との関り、季節との関り、新しい経験、生き物との関り・・・
きっとこの一年で数えきれないほどの経験をこどもたちに出会わせてくださったからだと思います。
こどもは環境で育ちます。
こうした環境が蓄積され、蓄積され・・・
積もり積もって今の姿があるのです。
こどもの成長はすべてが前進です。
後ろに下がることはないとぼくは考えています。
もし成長が止まっているように感じるとすれば、それはこどもが経験を蓄積しているときです。
「自分の子だけ・・・」と焦ってしまう気持ちもわかりますが、
そんなときに絶対にやってほしくないことは、
他の子と比べるということです。
比べられてしまった時点で、その子が蓄積していくはずだった経験のパフォーマンスが落ちてしまうからです。
そんなときは、こどもの背中を見守ったり、気付かれないようにそっとおしてあげてください。
形として見えない分、心配だとは思いますが、
(もちろん、環境をたくさんあたえてあげた上で)
どのこも持っているこどもの「立ち上がるチカラ」を信じてあげてください。
どの子も可能性にあふれていることに気づくはずです。
市村 弘貴
保育士応援団長 市村弘貴の Twitterでも子育てや保育士向けの情報をお伝えしています♪
ぜひフォローしてくださいね!(^^)!