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園長が大切にしてること

【前編】こどもが「いい行動をする」「悪い行動をする」わけ(理由)~こどもの行動に影響を与える親の行動~

「こどもが思うようにものごとに取り組んでくれない」、

「もっとものごとに挑戦してほしい」、

「思うようにものごとに取り組んでくれない・・・」

子育てをしていると、そのように感じる場面に出会うことも少なくないと思います。

そんなときは、こどもに対してつい・・・

「○○はまだ?」
「何回同じことを言わせるの」
「早く!」

なんて言葉が増えてしまいますよね。

実際にそうした言葉かけに効果があるかというと・・・

その場ではなんとか収まったとしても、またしばらくして、もしくは数分後、数秒後・・・・

同じようなことが・・・

 

この終わりのない戦いが永遠に繰り広げられていく・・・

なんてことはめずらしくありません😅

 

親の言葉が届かなく、こどもはのん気にゆったりと準備をしている・・・

なんて光景ならまだかわいらしいですが
(親本人は必死です。ぼくも子育て中いつも必死です・・・笑)

親の顔色をうかがったり、
正解がわからないことや、失敗しそうな取り組みに対し、激しい反応がでしまっている場合は、
こどもとの関係を一度見直してみる必要があるかもしれません・・・。

そもそも、こどもはどんなときに「やりたい」と自ら行動をおこすのでしょうか。

 

例えば・・・

・取り組みに対し本人がやりたいと思っている
・取り組んだ後に達成感が感じられる
・取り組むことで他者からよい評価がもらえる

つまり、行動の後の、なんらかの「みかえり」により、
「行動する」か「行動しない」かを決めているのです。

進んで動物のお世話をしてくれるこどもたち

こどもが大好きなゲームで考えてみると、
クリアすることに対しての「スッキリ」や「喜び」、

「コレクション欲を満たしてくれる」など、

ゲームから得られる「みかえり」を求め、「ゲームをするという行動」を起こしていると考えられます。

 

例えば「身支度をしない」も行動ですし、

「お手伝いをする」も行動です。

「いたずらや悪さをする」も行動です。

 

親から見た「いい行動」もあれば、「悪い行動」もあります。

 

「悪い行動があれば減らしてあげる」

「いい行動は増やしてあげる」

 

そう考えると、

「大人の反応(こどもにとっては「みかえり」)が、その後のこどもの行動に影響を与える」

と考えてみてください。

説明もしっかり聞いてくれています。この子たちの「みかえり」はなんだと思いますか?

 

もし、お子様が、親がこうしてほしいという行動をとってくれなかったとき、

こどもは、なにを「みかえり」に行動しているのか、

どんな「みかえり」が欲しくて行動してくれるのか・・・

そうしたこどもの行動の先にあるものを考えてみることで、ヒントがみつかるかもしれせん。

 

次回は、

・どんなみかえりをもらったから〇〇な行動が増えてしまったのか?

・どんなみかえりが実際によい行動を増やすのか・・・

といった、「みかえり」についてもう少し具体例をあげ、お伝えしたいと思います😊

 

市村 弘貴

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