Message
園長が大切にしてること
やる氣【こどもに育んであげたいチカラ その3】
こどもに育んであげたいチカラである『立ち上がるチカラ』
前回のメッセージではその中の「やりぬくチカラ」についてお伝えしました。
今回は、「立ち上がるチカラ」を育てるために大切にしている『やる氣』について伝えしたいと思います。
『やる氣』とは、自分から目標を見つけ、自分自身のために成功したい、上達したいと思う力です。
幼児期に行うすべての活動が、
「やってみたい!」「楽しそう!」「わくわくする!」と思える内容であることがとても大切です。
この想いを大切にすることで、こどもは様々な経験を通し、吸収し、大きく成長していきます。
こどもの「わくわく」をスポンジに例えるなら、
そのスポンジが大きければ大きいほどこどもの経験が吸収されていくようなイメージです😊
では、どうしたらそのようにこどもが「わくわく」する環境をつくれるのでしょうか。
そこで大切なことは、「わくわく」の環境をつくることです。
その環境をつくるために一番重要なことは、こどもが大好きな「あそび」を中心に考えることです。
そして、どんな活動でも、こどもがものごとを『自分ゴト』としてとらえるように工夫することが大切です。
活動の中には練習が必要なものや、
暑い、寒い、天気などぼくたちにはどうすることもできず、こどもの気持ちに影響するもの、
その子にとって好きでないもの・・・など
こどもの「やる氣」を引き出すことに悩む場合もあるかもしれません。
そんなときには「こどもは楽しいことが好き」という原点に立ち返り、
活動自体をワクワクするもの、楽しいものへ変えてしまいましょう!
少し強引ですが・・・(笑)
ぼくたちに不可能はありません(笑)
活動自体は変わらなくても、「環境」は変えることができるからです。
大人の声がけを変えてみたり、
こども同士の関わりを工夫してみたり、
準備するものを工夫してみたり、
周りのともだちを巻き込んでみたり、
いつもと違う場所に出かけてみたり、
ヒト・モノ・場所・・・・
あらゆるものをこどもの「やる氣」を引き出すために利用してしてしまいましょう。
ふじおか幼稚園の楽しい保育内でも紹介させていただきましたが、
毎年年度初めに行っているクラス表示作り・・・
景色が良く気持ちの良い場所で活動をしてみたり、走ったり、運動を行ったり・・・
先生に見守られている、安心できる、失敗できる場所でものごとにチャレンジすることができたり・・・
大人だったら、汚いし臭いことはできるだけ避けてしまいそうですが・・・
こどもたちはミニチュアホースのはなこちゃんの小屋やうんちの片付けも、自分たちがお当番になることを楽しみにしてくれています。
「はなこちゃんきもちよさそうだね」
「みんながきれいにしてくれたからはなこちゃんうれしそうだね」
そんな声がけをしてあげると、こどもたちは恥ずかしさの中、少し誇らしそうに
「またやりたいな」
と言ってくれます。
発表会のお遊戯では、
男の子心をくすぐる内容に工夫してくれたり
小道具を作り工夫を加えてくれたり
みんな、やる氣にみなぎっていました😊
言われたから嫌々するのではなく、進んでこどもが取り組みたくなる環境をたくさんつくってあげてください。
こどもが自分自身のためにやってみたい!成功させたい!上達したい!
そう思ってもらえるように。
「楽しかった」
「やってみてよかった」
そんな体験をたくさんさせてあげることでこどもの『やる氣』を育ててあげましょう。
市村 弘貴
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