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園長が大切にしてること
男の子の大好きな「戦い」や「ケンカ」と向き合う
男の子は「戦い」にあこがれを持ちますよね(^^;
もちろんそれには理由があります。
男の子を育てたことのある方は・・・
男の子が、誰もいない空気と戦っている姿を1度は見かけたことがあるはずです(笑)
それくらい男の子は「戦う」ことが大好きです。
脳に「戦う」がインプットされているのです。
親の気持ちを考えると、
「乱暴な子なってしまうのでは・・・」と、心配になってしまうこともあるかもしれません。
でも、安心してください。
男の子は「戦う」ことから大切な感覚を学んでいるのです。
「相手を傷つけてしまうのでは・・・」
「やられてしまってかわいそうだ・・・」
と、心配は絶えませんが・・・
男の子は「戦い」から「手加減」を学びます。
やられた・・・
やってしまった・・・
気分が悪く成りあそびが終わってしまった・・・
相手を泣かせてしまった・・・
もちろんわるいことだけでなく、
ともだち同士で「楽しい」を共有できたことなど、
「戦い」から発生した「コト」を通し、こどもは多くのことを感じ、学びます。
その学びから「やさしさ」だったり、「仲間」「共感」などのコミュニケーションに必要な様々な感覚を覚えていくのです。
また、あそび込むこと。
友だち同士であそぶことで
「正義感」「協調性」「自己肯定感」なども育まれまていきます。
でも、当たり前ですが園でこどもたちに戦い(ケンカ)をしなさいと言うわけにはいきません・・・。
こどもたちにどうしたら、そういった学びを、安全に提供できるだろうかと考え、おススメするのはレスリングです。
(その他にもスポーツとして戦いから学べる相撲、空手、剣道なども良いかもしれませんね)
ケガが起きないようルールを設け、
スポーツとしての公式な「戦い」の場を作っています。
(ヒザが地面から離れたら負け、背中を地面につけたら勝ちなど)
悔しくて泣くこともあるかもしれません。
でもこどもたちで応援し合い、どうしたら勝てるのかを自分で考えたり、教え合いが起こる環境は作ることができます。
自ら考え、次に向かっていくこどもたちの姿が男の子をよりたくましく成長させてくれます
市村 弘貴