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園長が大切にしてること
保育士が考えて導き出した絵本の「効果的な選び方」と「活用法」について ~その1 こどもが絵本を好きになる絵本の選び方~
知育おもちゃや幼児向け教材など、こどもにとって良い影響をあたえるものはたくさんあります。
そうした数あるこどもに良い影響をあたえるものの中でも、
ぼくたちにとって絵本は特別なものです。
絵本はこどもの学びを深め、世界を広げてくれるすばらしい教育のツールです。
今回はこのすばらしい教育のツールである、絵本の「大切にしてほしいこと」についてお伝えします。
絵本がこどもに与える良い影響とは・・・
・こどもにとっての世界(知識)が広がる
・想像力が豊かになる
・語彙力が増える
・集中力が身につく
・好奇心を育む
・情報を自分で撮りに行く習慣が身につく
など、あげればきりがありません。
本やインターネットなどで調べてみても、絵本がこどもにとってどれほど良いものなのかということを確認できると思います。
そんな、ふじおか幼稚園でも教育のツールとして大活躍の絵本。
ぼくたちは長年この絵本を教育のツールとして取り入れ、
「絵本がこどもたちにとってより良い影響をあたえるものにするにはどうしたらよいだろうか・・・」
と、常に先生たちと考え、工夫を凝らしてきました。
教育のプロである保育士が考えた絵本の効果的な選び方と活用法とはどんなものでしょうか。
それは・・・
①「こどもが絵本を好きになる」を軸に絵本を選ぶ
②「絵本をもっと読みたい!」と思える環境をつくる
ことです。
今回は、
①「こどもが絵本を好きになる」を軸に絵本を選ぶ
についてみなさまにお伝えしたいと思います。
まず、初めて絵本を選ぶときにもっとも大切にしてほしいことは、
「こどもが絵本を大好きになること」です。
例えば・・・
親が読ませてあげたい絵本があり、
その絵本がこどもにとっては少し難しい内容だったとします。
こどもにとって、できないことや難しいものに興味をもつことは難しいものです。
この場合、
絵本が、こどもにとって「読みたいもの」ではなく、「読まされているもの」になってしまう可能性があります。
すると、本来絵本から学ぶことのできる「好奇心を育む」という目的からはずれてしまう結果となります。
そうならないために、
・こどもが読みたいもの
・内容がその子にとってすらすら読めるもの
このふたつの条件がクリアされている絵本を選んであげると、絵本の導入としてとてもよいと思います。
先日、本屋に行った際、こんな図鑑を見つけました。
最新の戦隊もののゼンカイジャーも載っているようなので
男の子だったら喉から手が出るほどほしい本かもしれませんね(笑)
むしろ、大人がきになってしまいます・・・(笑)
すべての学びが、このようにワクワクするものであったなら、
きっとこどもは勉強が大好きで、
どこか「やらされている」という意識から解放され、
「やってみたいもの」に変わるのではないでしょうか。
そういった意味でも、
絵本が
・見るとワクワクするもの
・知らないこと、知りたいことと出会えるもの
といった、こどもにとって「よいもの」になる環境をつくってあげることが何とても大切だと思います。
市村 弘貴
FM FMくらら857のレギュラー番組「ひろき先生のなんでも子育て相談室」の第一回目の後日談がYouTubeで配信されました。
「ひろき先生のなんでも子育て相談室」は、FM FMくらら857でご視聴できます。 (毎月第2・第3木曜日 PM12:00~)
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