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園長が大切にしてること
【こどもに育んであげたいチカラ その5-1】 社交性 ~社会とつながるチカラを育むために~
ぼくたちはこどもたちの立ち上がるチカラを育むため、
能力やスキルなどといった知的能力だけでなく、
やりきる力やがまんする力といった潜在的な5つのチカラを育むことを大切にしています。
それは
やり抜くチカラ やる氣 自制心 社交性 協調性
この5つチカラで、ぼくたちはそれを5つの柱とよんでいます。
今までのコラムで、
やり抜くチカラ
やる氣
自制心
についてお話してきました。
今回は「社交性」についてお話したいと思います。
ぼくたちは社交性について・・・
「相手を決めつけず、心を通わせることができる広い心の力」
と定義しています。
社交性が育っている人というのは、
人の話を聞くことが上手で、場の空気が読むことができ、いつも笑顔と感謝のある人といったイメージでしょうか。
衣食住だけを考えても人は一人では生きていけないものですし、
子育て、保育、プロジェクトなど、
大切なことや大きなものごとを成功させるためにはチームのチカラは欠かせません。
5年後・・・10年後・・・こどもたちの世界が少しづつ広がり、
社会に出た時、「社交性」が育っているか、育っていないかはその子のその後の人生を大きく左右するものとなります。
もちろん、どの親もこどもに対し
「社交性のある子に育ってほしい」
と願っているはずです。
でも、どのようなアプローチがこどもの「社交性」を育むのでしょうか。
ぜひ、一緒に考えてみましょう。
まず、「社交性は」他の5つのチカラと同じように、アプローチ後、いきなり次の日から育つチカラではありません。
幼い頃からコツコツと積み重ね、習得していくチカラです。
もちろん、普通に生活していてもこどもはともだち、先生、親・・・
さまざまな人との関りを通し、「社交性」を学んでいくものです。
この「社交性」という大切なチカラに対し目を向けることで、
こどもの社会と繋がるチカラをより育む環境をつくってあげましょう。
さきほどからお伝えしているように、
「社交性」は人との関りから学んでいくものです。
つまり、
「社交性」を育むためには、
人との関りを増やしてあげましょう。
これが答えです。
でも、ただ増やすだけでなく、
より人との深いつながりを持たせてあげる機会をたくさんつくることで、
このチカラはさらにどんどん成長していきます。
人との深いつながりとは、
ただ楽しいことだけでなく、人との関りの中で
うまくいくこと、思い通りにいかないこと、やさしさ、怖さ、温かさ、冷たさ、安らぎ、厳しさ・・・
いいことも悪いことも、たくさん経験していくということです。
人ってどうしたらよろこんでくれるのか、おこるのか、悲しむのか、
人生という体験がこどもの「社交性」という生きるチカラを育んでくれるのです。
コミュニケーションの数も大切ですが、それ以上に質が大切です。
その質を高めるためにぼくたちができること。
それは
大人が、こどもの「心の交通整理役」になるということです。
次回のコラムでは、
この「心の交通整理役」についてもう少し深く掘り下げていきたいと思います。
市村 弘貴
FM FMくらら857のレギュラー番組「ひろき先生のなんでも子育て相談室」の第一回目の後日談がYouTubeで配信されました。
「ひろき先生のなんでも子育て相談室」は、FM FMくらら857でご視聴できます。 (毎月第2・第3木曜日 PM12:00~)
全国どこでもご視聴できる ブラウザ版プレーヤー・視聴用アプリはこちら♪ https://fmplapla.com/fmkulala857/
【子育て応援】こどもの「やり抜くチカラ」を育てるためにどんな工夫をしていますか?【ひろき先生のなんでも子育て相談室 第四回 後日談】
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