【前編】最高の教育は「お手伝い」かもしれない

こどもとの過ごし方についてよくみなさんに

「こどもにたくさんお手伝いをさせてあげましょう」

とお伝えしています。

幼稚園でもこどもたちは先生のお手伝いがとても大好きです。

「なにかお手伝いある？」

と、進んでお手伝いをしてくれる子もいますし、

「〇〇ちゃん、お手伝いお願いしていい？」

と、声をかけると、みんなよろこんでお手伝いをしてくれます。

こうしたお手伝いをみなさんにおすすめしている理由には、

こどもがお手伝いが大好きだからという理由もありますが

この理由とは別のねらいがあります。

それは、お手伝いからこどもは多くのことを学び、様々な経験を得ることができるからです。

たとえば・・・

親子、先生とこどもとの関係の中でとてもよいコミュニケーションを取ることができます。

「ありがとう」

「助かったなぁ」

と、感謝を伝えたり、やり方を教え合うことで

こどもとステキな関係を築くことができますし、

ほめられたり、感謝の言葉を伝えることでこどもの自己肯定感も育まれます。

そして、こどもの自立を育んでくれます。

お手伝いはこどもに様々な日常の経験を積ませてあげることができます。

「できた」という自信が、「自分のことは自分でする」という意識に変わっていきます。

その他にも、責任感や、おもいやり、思考力、チャレンジ精神など、

お手伝いのやり方や声がけしだいで、こどものさまざまな力を育んでくれます。

ぜひお子様の年齢や、本人のできること、できないことを見極めて

たくさんお手伝いをさせてあげてください(#^.^#)

※使用している写真はイメージとして２０２０年より前の写真を使用しています。

市村　弘貴